日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年

飛騨工制度と匠の技・こころ

1. 飛騨工(ひだのたくみ)制度

古代において、飛騨国に対してのみ特別に定められた租税制度、それが飛騨工制度です。

718年に制定された庸、 調 といった税の代わりに年間100人程の匠丁と呼ばれる技術者を都へ派遣することが定められました。この匠丁こそが飛騨工なのです。

飛騨では、奈良時代以前の古代寺院が14箇寺以上と、全国でもまれにみる密度で確認されており、 飛騨工制度ができる以前から寺院を建てる高い建築技術をもっていたことがわかります。都の造営にあたり木工技術者の需要が高まり、その優れた技術力を活用するため、この制度が設けられたのでした。

2. 匠の技と、こころ

飛騨匠の技術には木の性質を見極め、それを生かすことに特徴があり、飛騨の豊富な自然が、その優れた木工技術を育んで来ました。

高山市は市域の92%を森林が占めており、他の森林に比べ、利用できる樹木の種類が豊富なことに特徴があります。

普段から多種多様な性質の木々を使いこなすために磨かれ、世界に通じるレベルまで発展したのが飛騨匠の技術でなのです。