日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

07, 国分尼寺金堂跡

発掘によって構造が判明

飛騨国分僧寺と同じく、天平18(746)年頃に建ったといわれる飛騨国分尼寺金堂。発掘により、辻ヶ森三社に位置したことや礎石配置が判明しました。

基壇は正面幅110尺(32.78m)、奥行66尺(19.67m)。国分尼寺は全国的にも、位置や構造などがわかる例が少なく、飛騨国分尼寺のように建物構造まで明らかになったのは貴重な例です。

また、前一間分を奈良の唐招提寺などと同じで壁や建具のない「吹き放し」の構造としています。この構造を持つものは全国の国分寺・国分尼寺の中でここだけとなります。これは、飛騨工が都で培った知識と経験を発揮した一例だといえ、都と技術や文化の交流があったことを物語ります。

国分尼寺金堂跡の写真
国分尼寺金堂跡の写真

41の構成文化財