日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

22, 国分寺三重塔

三代目水間相模守による塔建築

近世飛騨の社寺建築は、和様を基本としていて、柱上の組み物などに他の地域とは違う独自性が見られます

国分寺三重塔の写真その1
国分寺三重塔の写真その1

この時代には代々木工を仕事にする一門が多く現れ、飛騨匠の技が伝承されました。このうち、「飛騨匠の祖」として崇敬を集める飛騨権守・藤原宗安の直系とされるのが、江戸時代中期以降4代にわたり「水間相模守」を名乗り、優れた彫刻を特徴とした水間一門です。市内中心部には、三代目による国分寺三重塔があります。

現在の塔は、寛政3(1791)年の大風で吹き倒されてから31年後、庶民の喜捨浄財金800両と、大工手間5500人工をかけて、文政4(1821)年にようやく竣工されました。

飛騨では唯一の塔建築で、真言密教の教主である金剛界、胎蔵界の大日如来を安置する、岐阜県の重要文化財です。

国分寺三重塔の写真その2
国分寺三重塔の写真その2

41の構成文化財