日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

30, 大雄寺鐘堂

松田一門による鐘楼

松田家は江戸時代前期から活躍する大工の家系で、大雄寺鐘堂は松田一門の建築群の一つです。

大雄寺鐘堂の写真その1
大雄寺鐘堂の写真その1

高山市愛宕町の大雄寺にある大雄寺鐘堂は、元禄2(1689)年、松田又兵衛の作です。「大雄寺記」には、元禄2年2月建立、棟梁松田又兵衛、古橋長左右衛門、松山孫太郎、松田長次郎、古橋九右衛門などの名が残ります。

大雄寺鐘堂の写真その2
大雄寺鐘堂の写真その2

屋根は昭和49年、柿葺であったのを修理し、銅平板葺に改めました。二軒・繁垂木の軒廻りでありながら、ほかは簡素な手法で建てられています。

木割が太くて柱転びもよく、柱頭貫端には力強い唐草彫刻も見られます。

三斗組の組物上に、勾配や反り共によくまとまった、入母屋造りの屋根を持つ堂々たる建物です。この地方最古の鐘楼でもあります。

大雄寺鐘堂の写真その3
大雄寺鐘堂の写真その3

41の構成文化財