日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

41, 有道杓子

白洲正子も絶賛した木製しゃくし

江戸時代以来、久々野地域の有道地区に伝わる木製のしゃくし。

地区の寺院や神社を建築した大工の庄五郎が京都へ働きに行った折に習得し、有道地区に伝えたというのが定説となっています。

しゃくしづくりに使用する木材のホオノキは、材質が比較的柔らかく、素朴な色合いを持つ白木で、乾燥しても形が変わりません。

これを一本の木から削り出して作製するため、継ぎ目がなく丈夫で実用性の高いものとなります。また、すくう部分に彫りをあしらっているのも独特です。

大工などの職人だけでなく、高山に住む人々が木に対する知識が深いことがわかる例としても注目すべき点といえます。

有道杓子の写真
有道杓子の写真

41の構成文化財