日本遺産 飛騨匠の技・こころ - 木とともに、今に引き継ぐ1300年 -

01, 石橋廃寺塔心礎

飛騨匠と都とのつながりを示す

飛騨には、国府・古川盆地を中心に多くの古代寺院がありました。これは、古代に木工技術者を都へ派遣することで税を免除された、全国唯一の制度である「飛騨工制度(ひだのたくみせいど)」が成立する背景となりました。

国府地区で確認されている古代寺院のうち、石橋廃寺は桜野の地に造られた奈良時代前期の寺院です。塔心礎は一時期広瀬町岡村家の庭園にあり、手水鉢に利用されていました。塔心礎上面の柱座は直径1.2m、短径0.8mで平坦化し、中央に直径27cm、深さ9.5cmの舎利孔があります。現在は寄贈を受け、広瀬古墳の横に移設されています。

石橋廃寺跡と光寿庵跡では、共に都で働く官人を描いた瓦が出土していることからも、飛騨匠と都とのつながりがわかります。

石橋廃寺塔心礎
石橋廃寺塔心礎

41の構成文化財